センターブログ

 

ぼうしちゃん

 

クール・ネット東京の職員が地球温暖化防止に向けた思いや担当する仕事の紹介、日頃取り組んでいる省エネ対策、日々の暮らしの中で感じたことなどについて持ち回りで掲載しています。

人工光合成

2017/04/28

 2016年11月に発効した地球温暖化対策の新たな国際的枠組み「パリ協定」は気温上昇を産業革命前から2度未満に抑えるという方針を掲げ、各国にCO2の大幅な排出削減を求めている。そこで、この温暖化ガスの二酸化炭素(CO2)を減らすのみならず有効利用する技術として注目されているのが、「人工光合成」である。

 

 元々「光合成」とは、植物が太陽光を受けて水やCO2から合成反応を起こし、植物の成長に必要な栄養分である炭水化物を作り出す仕組みである。そして、副産物として人間など動物の生存に欠かせない酸素を生み出すことである。人工光合成はその植物のメカニズムを踏襲し、下記の3つの要素を同時に備えるのが条件とされる。

 

① 太陽光(可視光線)を使用する。

② 水を原料にする。

③ 光エネルギーを化学エネルギーに変え、炭水化物や水素、アンモニアなどのエネルギー物質を生成する。

 

 これらの要素が同時に満たされるとCO2の排出が抑えられるだけでなく、そのCO2を積極的に原料に使って減らすことも出来ると言われている。一方、地球に降り注ぐ太陽光のエネルギーを有効利用した場合、もとの太陽光のエネルギーに比した生成物のエネルギー変換効率は、植物の光合成では1%未満であり、現実的に同じ効率では広大な土地を使用しなければならず、実用化に向けて、「人口光合成は10%程度を目指すべきだ。」と言われている。

 

 現在、人口光合成の実現に向けて、NEDOや他の機関がその方法を開発している。 一つには、水を光触媒と太陽エネルギーにより分解し水素と酸素を発生させる。更に、水素とCO2を原料にして、プラスチックや高機能部材の原料となるオレフィンを合成する。この方法で変換効率10%を目指しているが、これが実現すると「日本のオレフィン生産量の20%を人工光合成に換えれば、化学産業のCO2排出量の11%が減らせる」と試算している。また、二つには、半導体を使った人工光合成で、半導体基板の両面にそれぞれ異なった貴金属の触媒を張り付けた素子を開発。それを水に入れてCO2を吹き込みながら太陽光を当てることで化学原料のギ酸(カルボン酸)を合成する。

 

 この様に、人工光合成の実現には様々な方法がある。しかし、実用化に向けて、まだまだ課題(エネルギー変換効率のアップなど)が多いのが現状である。地球がCO2に覆われていた太古(約27億年前)の昔に、光合成をするシアノバクテリアが出現して以来、地球上の酸素は植物の光合成によって蓄積され、生命の進化を支えてきた。現代において、そのシアノバクテリアに相当する媒体で人工光合成によるCO2排出削減が実現出来れば、地球温暖化対策に寄与することになる。

 

by ポッポ 15

 

 

 

バラの季節

2017/04/24

桜が咲いて春が実感される時期となってきました。

 

当家の猫の額ほどの庭にも春の息吹がやってきております。

 

何年か前に購入時の庭木を整理して何本かのバラを植えました。

 

バラはイギリスやドイツといった涼しい地域で発展してきた樹木ですので、夏が蒸し暑く高温の日本では生育が難しい部分もあります。

 

アイルランドに住んでいた際には庭に先任者が植えたバラがありましたが、冬の選定くらいでほとんど手入れをしなくても病気にはならずに、毎年きれいに咲いていてくれました。

 

日本では温暖化により徐々に夏の気温が高くなり、早い時期から台風が来襲するようになり、初心者用のバラから始めたのですが、多雨や高湿度による黒斑病やうどんこ病に悩まされています。

 

しかしながら5月の連休から6月にかけて次々と咲いてくれると嬉しいものです。

 

昨年我が家で咲いた何種類かの花の写真をお見せしたいと思います。

 

 

 

 

バラの専門店に行くたびに欲しくなりついつい買ってしまいますので結構な本数となってしまいました。

 

今年も暑いであろう日本の夏を乗り切れるよう頑張って手入れしていきたいと思っております。

 

ハリー

 

 

 

29年度のご挨拶

2017/04/19

4月に東京都地球温暖化防止活動推進センター長に着任いたしました。

 

当センターは、中小規模事業所や家庭部門の温暖化対策の拠点として、東京都や区市町村などと連携しながら、様々な支援や普及活動を行っております。

 

今後も、都民の皆様のより身近な存在として、取組を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

さて、4月は就職や引越しなど、新生活をスタートさせる方も多いと思いますが、これをきっかけに、何か一つ、省エネの取組を始めてみてはいかがでしょうか。

 

例えば、引越しを機会に、省エネ性能の高い家電に買い替えたり、電球をLEDに交換したり。まずは、ご自宅の電気・ガスなどの料金の記録を付けるところから始めるのも、よいかもしれません。

 

家庭部門は、都内エネルギー消費量の約3割を占めることから、一人ひとりの取組が大変重要になります。日頃の少しの工夫で、家計にも地球にもやさしい生活をスタートさせましょう。

 

センター長

 

 

 

都市ガスの全面自由化

 

2017/03/24

 


皆さんはよくご存知だと思いますが、2017年4月からガスの自由化が始まります。厳密には「ご家庭向けの都市ガスの自由化」が開始されます。
すでに工場向けなどの都市ガスは自由化されていますので、これをもって都市ガスの全面自由化が行われることになります。

 

ガス自由化によってどんなことが変わるのでしょうか?
これまで地域で決められた都市ガス会社としか契約できなかった一般のご家庭でも、自由にガス会社を選べるようになります。
料金やサービス内容などによって、私たちが自由にガス会社を選べるようになります。

そもそもこの取り組みは、1990年代の円高や世界的な規制緩和の流れを受け、当時まだまだ高かった日本のガスや電気の価格を、世界的に見ても遜色のないレベルにすることを目的に、経済産業省主導で進められてきました。ただ、一気に全面自由化を行うと混乱が生じかねないので、段階的に自由化の対象を拡げていくことになりました。まず最初は1995年、ガスの消費量が多い大規模工場などを対象に自由化がスタートしました。
その後、1999年、2004年、2007年と徐々に自由化の範囲を拡大し、来たる2017年4月、家庭向けにまで拡げることで、ついに全面自由化を迎えることになります。

 

ここでガスの種類について、簡単に説明をします。家庭で使うガスには3つの種類があります。

 

1. 都市ガス:ガス導管を通して家庭にガスを届ける

2. 簡易ガス(団地ガス):70戸以上の団地などで、敷地内にガス発生設備をおき、各家庭にガスを届ける

3. LPガス(プロパンガス):LPガス会社の人が、LPガスの入ったボンベを家庭に配達することでガスを届ける

 

都市ガスとは:
海外から輸入する液化天然ガス(LNG)は陸あげ後に導管を通じて各家庭に供給されます。この導管の管理~各家庭にガスを供給するまでの一連の業務は、都市ガス会社、つまり東京ガスや大阪ガスなどの大手4社をはじめとする全国約200社が、それぞれの地域で担ってきました。

 

LPガスとは:
原料となる液化石油ガス(LPG)を陸揚げ後、ボンベに充填し、各家庭に届けられています。LPガスを扱う会社は大小様々あり、その数は全国で2万社あると言われています。

 

なぜ、都市ガスと呼ばれているのか:
実際にガス導管が敷かれているのは、日本の国土の5.7%にしかすぎません。実際に地図でみるといわゆる都市圏にしかないことがわかります。電線で繋げないかぎり届けられない電気とは違い、ガスはボンベでも消費者へ届けられるので、人口密度の高い都市圏だけで、ガス管の整備が優先されたことによるものと言われています。

 

ガスは給湯や調理など「熱エネルギー」としての利用が一般的ですが、近年、天然ガスによる高効率な発電システムが次々と実用化されています。

「ガスコージェネレーションシステム」とは、使う場所で発電することで、それに伴い発生する排熱も有効利用することができる省エネシステムです。各ご家庭や工場など「使う場所」でそれぞれ発電する「分散型発電」の考え方により、エネルギー効率を高めることが可能となります。

 

 

 

 

 by クルー

 

 

 

火の神様を祭る神社がありました!

2017/03/14

自然界には、とっても大切なものなのにあたりまえ過ぎて普段まったく意識していないものに、太陽・水・火・空気・風などがあります。これらはすべて地球環境に影響を与える重要な要素で、古今東西人類はこれらに大きな関心をもってきています。 。

このブログでは今までに、昔から大事にされている証として、空気を神様として祭る「空気神社」、風を神様として祭る「龍田大社」、水を祭る「丹生川上神社」をご紹介してきましたが、今回は人類の発展に使われるエネルギーとして最も有効に利用できるものであるが、一方、地球温暖化の元凶にもなるといわれている、「火」を祭る神社がないか探してみました。

 

島根県松江市の日本海沖合50kmほどのところに隠岐諸島という島があります。この島に焼火山(しょうかざん)という高い山があり、そこに焼火神社(たくひじんじゃ)と呼ばれる神仏にささげる灯明を焚いている神社がありました。 この神社は江戸時代に日本海を航行する商業船が、この灯明を夜間航行の目印としていた事から、航海の安全を導く神火の神社として崇められていたようです。

神社のある焼火山の風景は、広重や北斎によって描かれた日本の名所百景の中にも登場しています。 江戸時代には島中から参拝者が集まり、神火を拝む習慣があり、今でも正月には春詣祭(はつまいり)という形で、大賑わいの参拝行事になっています。

 

焼火神社HPはこちら>>


 

もう一つ面白いのがありました。富士山の噴火を鎮める富士吉田市の「吉田の火祭り」です。「北口本宮富士浅間神社」と「諏訪神社」の共催で「鎮火祭」という名称で毎年8月26日~27日にかけて行われる壮大なお祭りです。夜に赤々と燃え盛る大松明(おおたいまつ)は圧巻な景色のようです。火はやはり人間にとって昔から大切なものなのですね。

 

■アーカイブ

 

空気の神様  2013年10月28日>>

風の神様   2015年 2月20日>>

水の神様   2016年 1月13日>>

 

 

by a-bann

 

 

 

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