小規模事業所コミュニティの省エネ推進支援モデル事業

平成26年度 総合結果レポート

総合結果レポート

 

 

都内の小規模事業所の省エネルギーを、コミュニティ単位で支援する「まとめて省エネ大作戦 in とうきょうコンソーシアム」の平成26年度事業の結果を報告します。

実施結果

エリア 参加団体等 診断受診事業者数
板橋区 高島平商店会 7事業者
板橋区 遊座大山商店街 13事業者
多摩市 多摩市医師会 10事業者

 

CO2削減量

 

 

内訳:

  • ・省エネ診断後のCO2削減量(実績値)

   20.40 t-CO2/年(削減率5.65%)

※20事業所について省エネ診断後の直接的なCO2削減量

 

  • ・間接的なCO2削減量(期待値)

   308.63 t-CO2/年

※報告会参加者へのアンケート、共用部分への波及効果による間接的なCO2削減量(期待値)

 

*直接的なCO2削減量は、診断実施全30事業所の内、診断後の電気・ガスの使用量のお知らせを提出した20事業所の数値のみで算出した。

 

*事業所向け対策実施意向については、本事業での診断該当事業所と同等規模の事業所サンプルを設定し、想定される使用機器とエネルギー量を計算。そこから、今回の診断を受診して削減できると考えられる省エネ率を推計し算出(87件)。また、今回診断対象となった小規模事業者は、職住近接しているところも多くあったため、家庭での対策状況についてもアンケート取得し、東京都環境局発行の「家庭の省エネハンドブック」(平成27年1月発行)及び経済産業省資源エネルギー庁発行の「家庭の省エネ百科」(2014年3月発行)に記載のある省エネ効果を採用し算出(87件+診断受診事業者アンケート20件=107件)。

 

*CO2排出係数は、CO2排出係数は、「平成26年度 地域での連携事業体によるCO2削減促進事業 事業実施のためのガイドライン」19pより、「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」を参照し、電気は「電気事業者別のCO2排出係数(2012年度実績)/平成25年12月19日公表」東京電力の実排出係数: 0.000525t-CO2/kWhを採用。都市ガスは、「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」(参考1)燃料の使用に関する排出係数(別表1×別表2×(44/12)):2.23t-CO2/1,000Nm3を使用して算出した。※都市ガスの排出係数は、発熱量として44.8GJ/1,000Nm3を用いた場合の値

 

 

内容

≪計測器設置の場合(3回訪問)≫

 

1.省エネ診断(現状把握)

 

今回の診断は1~2時間程度の短時間で実施することをコンセプトに専門家を派遣しました。建物及び電気やガスを使用する設備機器の使用状況をヒアリング・現地調査し、エネルギー消費構造の解明、消費設備の特定、ムダや問題の洗い出しを行いました。

 

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●計測器の設置

 

およそ半数の14事業所に電流値を記録する計測機器を2週間程度設置し、普段確認できない受電電力及び主要数回路の電力使用傾向を調査しました。必要に応じて温湿度計も設置しました。

 

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計測期間中に機器の使い方の見直し(運用改善)が実施できた場合には、対策実施前後の電力使用量の差が明確になりました。

 

 

2.省エネ対策提案

 

初回訪問時の診断の結果、把握できた現状の問題を改善するため、使い方の工夫のほか、機器の買い替えによる省エネのアドバイスを行いました。また、可能な限りその場で改善指導を心がけました。

 

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3.計測器撤去

 

1で取り付けた計測器を撤去しました。

 

≪計測器を設置しない場合(1回訪問)≫

 

現状把握のための省エネ診断と、改善提案を1回の訪問で実施しました。

 

 

●省エネ診断受診事業者アンケートによる満足度

省エネ診断受診事業者に診断の満足度をアンケートにて聞いたところ、回答した24事業者のうち95.8%が「とても参考になった」「参考になった」と回答。また、他の事業者にすすめたいかどうかを聞いたところ、62.5%が「ぜひすすめたい」「すすめたい」と回答し、評価されたことが確認できました。【図1】【図2】

 

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【図1】アンケートによる診断受診満足度 【図2】アンケートによる診断推奨意向

 

4.省エネ診断結果報告書提出

 

省エネ診断結果報告書を30事業所に提出しました。

結果報告書には、省エネ診断実施後、現地調査結果及び計測データを元に現状のエネルギー使用量を見える化し、問題点、解決のための対策、対策実施の場合の省エネ効果試算等をまとめました。

エネルギーに関する知識のない事業者にも理解できるよう、対策前後の写真・グラフ等を多用し、視覚的にわかりやすい報告書を心がけました。

 

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報告書見本

 

5.結果報告会の開催

 

各事業所への提案内容を、実施エリア内の他事業所に広

く水平展開するため、モデル地域で商店街や団体が主催する結果報告会を計4回開催し、計121名が参加しました。

 

 

主催者 開催日 開催場所
遊座大山商店街 平成26年12月15日(月) 遊座大山商店街事務所 会議室
高島平商店会 平成26年12月19日(金) 高島平ビルディング 2階事務所
板橋区商店街連合会 平成27年1月8日(木) 板橋区情報処理センター 勉強室
多摩市三師会(医師会・薬剤師会・歯科医師会) 平成27年1月30日(金) 京王プラザホテル多摩 白鳳の間

 

報告会では、省エネ診断受診事業者に提供した報告書から、診断総括・すでに取り組まれている対策・今回の診断で提案した対策をわかりやすくとりまとめ、ノウハウや運用改善対策に関する情報提供を行った。エネルギー削減量、年間削減金額、回収年数、CO2削減量について効果を数値で提示しました。
あわせて、板橋区商店街連合会及び多摩市三師会の報告会では、省エネ診断受診事業者以外の参加を促すため、中小規模事業所の経営・地球温暖化及び省エネについて精通する外部の専門家による講義を行いました。

 

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遊座大山商店街結果報告会 高島平商店会結果報告会

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板橋区商店街連合会結果報告会 多摩市三師会結果報告会

●結果報告会参加事業者アンケートによる満足度

報告会の満足度は、「とても参考になった」「参考になった」の回答合計で81.6%と、アンケート提出者にとっては、満足度の高い報告会であると評価されました。

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【図3】アンケートによる報告会満足度

 

 

 

平成26年度 事業説明はこちら>>

平成26年度 エリアレポート(板橋区・遊座大山商店街)はこちら>>

平成26年度 エリアレポート(板橋区・高島平商店会)はこちら>>

平成26年度 エリアレポート(多摩市医師会)はこちら>>

平成25年度 事業はこちら>>

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