エコオフィスへの道

クール・ネット東京は、平成27年10月に新宿NSビルへ移転しました。 このブログは、移転を機にテナントビルでのエコオフィスを目指し、検討する様子や舞台裏などを記録し、解決までの道のりを参考にしていただくことを目的として始めました。日々見守っていただければ幸いです。

省エネ改修の再開

2017/02/23



昨年10月に実施を予定していた、照明回路及びレイアウト変更の省エネ改修について、諸事情により延期することを2016年9月16日の本ブログにてお知らせしました。


来年度の体制がある程度見えてきた1月下旬に第4回省エネ推進委員会を開催しました。議題は、省エネ改修工事の内容を次年度の体制変更などを踏まえて見直したプランについてです。


10月実施予定だったプランは、かなりの時間と手間をかけて精査したプランだったため、今回実施のプランも原則それを活かしたものとしました。そのため、スムーズに了承に至りました。



Before(現状)

 



After(改修後)

 



大きな改修ポイントは下記の5つです。

1.デスクの配列を見直し、照明の真下にデスクを配置

2.中央にあるミーティングスペースを窓側や壁側に移動

3.不要エリアの消灯を容易に

4.空調負荷となるサーバー等機器類を壁際に集約

5.中央通路をなくすことでデスクスペースを確保



上記1~3は10月改修時点と同じ考え方です。


今回新たに追加したのは、4と5です。

4については、これまで執務室内各チームに点在し、空調負荷の要因となっていた、サーバーや財務会計PC、データベースPCを、奥のキャビネット側に可能な限り集約しました。


5については、座席数を増やすにあたり、できるだけミーティングスペースやキャビネット増設スペースを確保できるよう考え出した苦肉の策です。

中央通路を犠牲にすることで、必要な座席数を追加できると同時に、ミーティングスペースの机・椅子をこれまでと同数確保でき、キャビネットも増やせます。

さらに、1の照明の真下にデスクを配置することも可能となり、これまでよりも座席間隔が200mm拡幅可能となりました。



これらのレイアウト及び照明回路改修により、照明に関しては、


現状蛍光灯本数112本(56台)/内常時点灯 100本(50台)

                        ↓

改修後蛍光灯本数104本(52台)/内常時点灯 50本(25台)


と、常時点灯の本数が半減できると見込んでおり、さらなる省エネにつながります。




A







職員アンケートの実施(2016年秋) ~反射パネル編~

2017/02/16



秋のアンケート結果報告の最終回です。

今回は、反射パネルについてです。


反射パネルは、執務室内南側にある窓下のローキャビネットの上に設置しています。



(詳細⇒反射パネルを使った実証実験



<反射パネルの使用感について1>

 

大半の職員が「どちらでもない」を選択しており、同程度周知している採光ブラインドと比較して、反射パネルの存在はほとんど認知されていないことがわかりました。


また「快適」は、わずか1.2%となり、「不快」は3.7%となりました。

「不快」を選択している職員は、いずれも反射パネルに近い座席の職員であり、反射光が目に入り眩しいという意見をあげていました。



<反射パネルの使用感について2>

 

「まぶしい」を選択した職員が5名おり、そのほとんどが反射パネルに近い座席の職員でした。その一方で、「室内が明るくなった」を選択したのも反射パネルに近い席であり、少しの場所の違いで体感が大きく違うことがわかりました。




下図の黄色マークは「まぶしい」を選択した職員の位置です。反射パネルに近い席の職員が不快感を訴えていることがわかります。また、反射パネルから離れた席であるにも関わらず「まぶしい」と回答している職員もいることがわかりました。


センターの窓は東向きですが、やや北東に向いているので太陽光は上の図でいうと斜め右上の方向から窓に差込ます。

そのため、反射パネルから離れた場所でも角度が合致すると、光が目に入り「まぶしい」と感じてしまうようです。



一方、反射パネルに近い席でも「明るくなった」と快適に感じている職員もいます。(上図の緑点線エリア)こちらは、太陽光が直接当たる場所ではないので、まぶしさは感じないようです。


現在は、パネルをキャビネットの上に平置きしている状態ですが、設置の方法などもっと工夫する必要がありそうです。




I







職員アンケートの実施(2016年秋) ~採光ブラインド編~

2017/02/09


前回に引き続き、職員アンケートの結果について報告します。


11月のブログでもお伝えしたとおり、当センターの会議室には、昨年の10月末から試験的に採光ブラインドを設置しています。


(2016年10月31日午前9:00ごろの会議室)



今回のアンケートでは、採光ブラインドの使用感についても質問したので、その結果を報告します。



<採光ブラインドの使用感について1>


「快適」が23.5%、「どちらでもない」が71.6%となり、「不快」と回答した職員はいませんでした。

設置した場所が会議室ということもあり、日常的に使う場所ではないことから「わからない」という意見が多くありました。



<採光ブラインドの使用感について2>


会議室への設置のため、やはり「以前と違いを感じない」が最も多いですが、次いで「室内が明るくなった」が多く選ばれています。


また、以前は会議室を使用する際にブラインドのスラットを随時開閉していたのですが、採光ブラインドの場合にはスラットを閉じたままで明るさを取入れることができるので、開閉の手間がありません。そういった点から「ブラインドの開閉が不要で良い」も多く選ばれました。



多様な意見を募るために自由意見欄を設けたところ、気になる意見がありました。


「プロジェクタを使うときに問題がある」


当センターの会議室は、事業説明会や各種プレゼンテーションなどで使用することもあり、その際には午前午後問わずプロジェクタを使用することもあります。

採光ブラインドの場合、通常のブラインドのようにスラットを閉じることで暗くはならないため、プロジェクタの画面が見づらくなるという意見でした。


この意見を受け、プロジェクタ使用時に室内を暗くできるよう、遮光カーテンなどを使って簡易的な暗幕を設置することとし、2017年1月23日に設置しました。


 

(2017年1月27日午前10:00ごろの会議室)


アンケートの実施により貴重な意見を拾うことができました。



アンケート取得後、年末年始の休業期間を利用して、開発元のシャープ株式会社により採光ブラインドの照度測定が行われました。

その結果、晴天時は午前8時から10時半くらいまで直射日光が差し込むことが確認できました。

 

(2016年12月31日の照度データ)



センターの窓は東に面しており、また、高層ビルが乱立している立地の関係上、直射日光が窓から差し込むのは、午前中の限られた時間帯のみ。照度データを見ると午後にも他のビルからの反射光が採光ブラインドを通すことにより相応の照度が確保できていますが、それ以外の時間帯には照明を点灯する必要があります。

それでも、室内に入った時に一般的なブラインドを閉めた状態の暗さより、明るさがあって良いという意見もあったということになります。


現在は上部のみとしている採光スラットを、全面にすることも計画中です。

全面採光スラットにした場合に、どの程度の変化があるのか楽しみです。




A







職員アンケートの実施(2016年秋) ~サーキュレータ・空気清浄機編~

2017/02/02


前回に引き続き、職員アンケートの結果について報告します。


2016年10月21日の本ブログでも記載した通り、当センターでは執務室内にサーキュレータを4台設置しています。


その体感を聞いたところ、下記の結果となりました。



【前回アンケート結果との比較】(今回:赤枠線)


前回、夏の調査時にはテスト的に1台のみ設置しており、10月から4台に増やしたため「エリア的にわからない」が減少しているものの、「あまり変わらない」が前回よりも増えており、「快適に感じる」と回答した職員は、前回と同数という結果となりました。



 

サーキュレータの使用感について「快適」を選択した職員は、おおよそ上記の緑色のエリアに集中しており、サーキュレータから遠くに位置する座席ほど、その効果を感じることができていないことがわかりました。

北側エリア(図の左側)では窓側(図の上側)にしか設置しておらず、中央の横通路を挟んだ廊下側のエリアでは、ほとんどの職員が「エリア的にわからない」「あまり変わらない」を選択していたことから、サーキュレータの風量を“弱”で運用している場合には、サーキュレータから遠い席では風の動きが感じられない可能性が高いということもわかりました。



続いて空気清浄機に関して。


空気清浄機に関しては、1台をモニター設置しており、台数増加はしていません。サーキュレータの本格運用に伴い10月に場所を会議室前(図の右側)に移動しました。



【前回アンケート結果との比較】(今回:赤枠線)


移動設置したエリアでは「空気がきれいになったような気がする」が選択されており、設置場所以外の職員の大半は「あまり変わらない」「エリア的にわからない」を選択していることから、前回同様、設置しているエリアではある程度の効果は出ているようです。

「もっと数を増やしてほしい」がほぼ半減しましたが、サーキュレータの効果があらわれているのかもしれません。




【座席ごとの体感を示した図(午後)/サーキュレータ&空気清浄機の設置希望を図示】

※画像をクリックすると大きくなります。


上の図は、サーキュレータと空気清浄機について「もっと数を増やしてほしい」を選択した人を座席にプロットしたもので、上が前回、下が今回の図です。

季節を問わず、人が密集しているエリア、付近に熱を発する機器(コピー機、プリンタ、サーバ等)があるエリアの座席で要望が多いことから、空気清浄機は北側にもう1台設置が望ましく、サーキュレータは機器からの距離が遠い座席で設置希望が多いことから、位置と風量の調整が必要であると考えられます。


今後も調整を続けていきます。


A







職員アンケートの実施(2016年秋) ~照明・空調編~

2017/01/26




当センターでは季節の変わり目ごとに職員アンケートを実施し、各職員の体感について調査しています。このアンケートは、今後のBefore&Afterの方針を決めていくのに役立てるとともに、実施している対策の効果の検証という役割もあります。


アンケート結果については、本ブログで都度報告してきました。

今回は、2016年11月に実施したアンケートの結果について報告したいと思います。



まずは照明に関する結果。

照明に関しては、前回のアンケートから間引きなどの対策は行っていないので、5月に間引きした照度に関して、その後の体感を回答してもらった形になります。


<照明の体感について> 


 

 


「快適」「不快」の割合は、前回とほぼ同程度となりました。

明るさの体感については「暗い」が前回よりも半減しており、現在の明るさにある程度慣れてきた職員がいるものと考えられます。


 


「目が悪くなりそう」が前回よりも半減しています。

また「その他」の意見では「快適でも不快でもない」などの意見が多くみられ、今の明るさでもある程度は満足している職員が多くいるものと思われます。



続いて、空調に関する結果です。

空調に関してはすでにご説明しているとおり、ビル側で省エネに配慮した運用を行っており、テナント側でも温度設定を変えることができますが、当センターでは省エネの観点から、原則、設定の変更は行わないこととしています。当センターのこうした方針や執務室内のレイアウトの影響もあり、職員が密集し、PCが多く配置されているエリアなどを中心に、過去のアンケートで「空気がよどんでいる」といった意見があがっていました。


<空調の体感について>


 

空調に関しては、前回と比較して午前・午後ともに「不快」の割合が半減していることがわかります。また、前年の同時期(2015年11月)に実施したアンケートと比較すると快適の割合が高まっていることから、1年前より快適度が増していると言えそうです。

移転から1年経過して、今の空調にある程度慣れてきたということもあるかもしれません。



 

 


11月のアンケートであるため、当然ながら午前も午後も「暑い」は減少し「寒い」が大きく伸びています。

また、「乾燥している」が大幅に増えており、この時期から乾燥を感じている職員が多くいることがわかります。

計測結果によると湿度はおおむね40%から45%程度で推移しており、極端に乾燥しているというわけではありませんが、当センターの場合室温が少し高めなことがそのような体感につながっているのかもしれません。



湿度に関しては、結露やカビなどの観点から、蒸気やミストが出るタイプの加湿器の設置は難しいのですが、ペーパータイプの加湿器を各所に配置してみました。


 

 

今後、湿度データや職員の体感に変化があるかなど調査していきたいと思います。



<座席ごとの空調の体感>

 



空調の体感を、座席に落とし込んだところ、主に北側エリア(図の左側)での満足度が低いことがわかりました。

北側エリアは、人が密集しており、サーキュレータも窓側のみの設置なので、空気が動きにくく、よどみを感じやすいのかもしれません。

こうした意見を踏まえ、対応策を検討しています。




今回実施したアンケートでは新たに始めた対策の使用感についても聞いてみました。

その結果については、次回報告します。




I




 




<<前へ 1 2 3 4 5 次へ>>

Page Top ページの先頭へ