ZEV(ゼロ・エミッション・ビークル)は、どんなエネルギーで走る車かな?クイズでおさらいしてね!

Q1

東京都内から排出される二酸化炭素(CO2)のうち、車などの「運輸(うんゆ)」が占める割合はどのくらいでしょうか?

① 約2割
② 約3割
③ 約8割

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A

正解は① 約2割

解説

東京都が出す二酸化炭素(CO2)のうち、約20%が「運輸(うんゆ)」から出ています。また、そのうちの約80%がバスやトラック、そして皆さんのおうちの乗用車などの「車」から出ています。なお、都内の二酸化炭素(CO2)量の約30%は「家」から出ています。

東京都の二酸化炭素排出量を示す2つの円グラフ。上の円グラフは、2022年度の部門別割合で、業務部門41.4%、家庭部門30.9%、運輸部門16.8%、産業部門7.5%、廃棄物部門3.4%となっている。下の円グラフは、運輸部門の内訳で、自動車が79%と大部分を占め、鉄道が20%、航空・船舶が約2%で、総排出量は870万トンを示している。
都内運輸部門のCO₂排出量内訳
(出典)都における最終エネルギー消費及び温室効果ガス排出量総合調査(2022年度速報値)
Q2

ZEVはどんな時に排出されるCO2がない車のことでしょうか?

① 走行時(車がはしる時)に排出されるCO2
② エネルギー調達時(ガソリンや電気をつくる時)に排出されるCO2
③ 車体やバッテリーの製造時(車やそのパーツをつくる時)に排出されるCO2

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A

正解は① 走行時(車がはしる時)に排出されるCO2

解説

ZEVは「走行時(車がはしる時)」にCO2が排出されない車です。一方で、車体やバッテリーの製造時(車やそのパーツをつくる時)や、走るために必要なエネルギーの調達時(ガソリンや電気をつくる時)にはCO2が排出されます。車をつくる時に使うエネルギーも、走る時に使うエネルギーも、再生可能エネルギー等のCO2を排出しないエネルギーの利用を増やしていくことで、さらに温暖化対策につなげることができる車なのです。

車種別の二酸化炭素排出量を、走行時、エネルギー調達時、車体やバッテリー製造時に分けて示した棒グラフ。ディーゼル車は走行時の排出が大きく、EVはエネルギー調達時やバッテリー製造時の排出は多いが走行時の排出がないぶん総量が比較的少ないことが示されている。
(出典)産業技術総合研究所・櫻井啓一郎氏(2021年2月「EnergyShift」掲載記事より)
Q3

水素で走る自動車を何というでしょうか?

① 電気自動車(EV)
② 燃料電池自動車(FCV)
③ ハイブリッド車(HV)

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A

正解は② 燃料電池自動車(FCV)

解説

燃料電池自動車(FCV)は、水素と酸素の化学反応により発電した電気で走ります。走っている時に二酸化炭素(CO₂)は出ません!出すのは水のみです。ガソリン車と同じように短い時間での燃料補給ができるのも特徴です。

Q4

走行時に二酸化炭素(CO2)を排出しない燃料電池自動車(FCV)は、どこで燃料を入れているでしょうか?

① ガソリンスタンド
② 町の電気屋さん
③ 水素ステーション

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A

正解は③ 水素ステーション

解説

燃料電池自動車(FCV)は、水素を使って電気を作り、その電気でモーターを回転させて走ります。FCVは、停電の時には電気自動車と同じように、家庭に電気を送ることができるため、災害時の活用も期待されています。

いくつわかったかな?

お疲れさまでした!分からなかったところは復習して、“ゼロエミな暮らし”を実践していきましょう!