太陽光発電システム利用機器導入ガイド(導入の流れ)

導入の流れ

①検討

メーカーのホームページや商品カタログ等を見比べて、情報収集を行います。
業者への問い合わせは、できるだけ複数へ依頼した方がよいでしょう。

②現地調査

業者が現地調査をします。
そこで周辺環境、屋根の大きさ・形状などを調査し、最も適したシステムを検討します。
太陽光発電システムは屋根によって適したシステムが異なります。現地調査をしない見積りは参考程度とし、そのまま契約したりしないでください。

③見積り

導入前に最も注意すべき点は「相見積り」です。
業者によって取扱いメーカーや施工法が異なります。
できるだけ複数社から相見積りを取りましょう。
相見積りの際は、単に金額を比較するだけではなく、アフターケアやメンテナンス等も含めて複数の業者から説明を聞いて下さい。おのずと良心的な業者が判ります。
疑問点などは業者にしっかり確認し、不安要素を取り除いておきましょう。

④補助金申込

国や自治体へ補助金申込を行います。
補助金制度は国、自治体で要件が異なるので事前に調べておきましょう。要件を満たさないと補助金対象外となってしまうので注意が必要です。
国補助金の場合、設置工事の前に申請を行い、受理決定通知書が届いてから設置工事に入ります。受理決定通知書が届く前に着工してしまうと補助対象外になってしまうので注意が必要です。
国の補助金の場合、交付決定まで2~3週間かかります。

⑤契約

相見積り等の結果、納得した上で契約します。
契約の際は口頭でのやり取りだけではなく、書面にしっかり残すことで後に「言った言わない」のトラブルにならないようにしましょう。
契約書、仕様書、設計図、最終見積書、モジュールの配線図は必ず貰って下さい。

⑥設備認定申請

固定価格買取制度では、電力買取の対象となる要件として国の設備認定を受ける必要があり、認定を受けてから電力会社に余剰電力買取の申し込みを行います。
10kW未満の太陽光発電の場合、「一般社団法人太陽光発電協会JPEA代行申請センター」(JP-AC)あてに申請を行い、審査が終了したら「設備認定通知書」の発行を受けます。この通知書を添えて、⑦の電力会社への申請を行うことになります。

⑦系統連系申込兼電力受給契約申込

電力会社の電力系統に太陽光発電設備を接続することの申し込みと、余剰電力の売電をするための受給契約の申し込みを行います。受給開始希望日の申し込みや、売電収入を振り込むための口座の登録などをここで行います。

⑧設置工事・完成検査

取り付け工事自体は、天候などの条件さえ合えば1週間~10日程度、早ければ2~3日で完了します(工事内容によっても異なります)。工事完了後、モジュールの配線図と検査成績表は必ず貰って下さい。

⑨売電開始

設置工事完了後、電力会社が電力会社側の設備の工事を行い、太陽光発電システムの電圧などの検査を行います。検査には立会いが必要になります。
電力会社との間で電力受給契約が結ばれたら、いよいよ売電開始です。
電力会社から発行される系統連系契約書、メーカーからの保証書は忘れず貰って下さい。

⑩アフターケア・メンテナンス

太陽光発電システムは、日常のメンテナンスはほとんど必要ありません。
ただし、万が一不具合が起きた場合に、早く不具合を発見するためには発電量のチェックなどのアフターケアが重要です。また、不具合が発見された場合にはメーカー保証による修理などをすばやく対応してもらえることが必要になります。
システムを長く使うためにはメンテナンスが重要です。システム導入・設置時に、メンテナンスの内容や不具合が起こった際の対応などを業者と確認しておくことをお勧めします。

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